体温を上げて代謝を上げるウォーミングアップや落汗法
体重を減らす方法として、運動をする以外にも「落汗法」と呼ばれる方法があります。
落汗法とは、お風呂やサウナなど汗の出やすい環境に身を置き、受動的に新陳代謝を促進させて体重の減少を図る方法です。
例えば、サウナを出た後ですぐに体重を量ると体重が減少しているはずです。
でも、この場合の体重の減少はほとんどが体の水分が汗となって体外へ排出されただけで脂肪が燃焼して体重が軽くなっているわけではありません。
どんな方法であれ、短時間で体重が減少した場合は、水分の減少や食事の量が減ったことで軽くなっているだけの場合がほとんどです。サウナやお風呂で書いた汗はほとんど脂肪燃焼を伴っていないため、厳密に言えばダイエットに成功しているわけではありません。
しかも、減少した分の水分というのは、できるだけ早く補給しなければ熱射病になってしまう危険性もあるので注意が必要になります。
この落汗法による体重の減少はカロリー消費だけを見てみるとそれほど大きな効果は期待できません。
でも、落汗法による体温上昇を運動と組み合わせることで軽い運動でもダイエット効果を高めることができます。
ウォーミングアップの効果
運動を始める前にお風呂に入ったり、少し体を温めてから運動を始めてみましょう。
そうすることで動きはじめから代謝が上がっているためダイエットの効果は向上します。
人は体温が1度上がるだけで基礎代謝が13%UPするとも言われています。
つまり体を温めてから運動を始めるとカロリー消費量は上がるということです。
これは運動などスポーツを行う前に行うウォーミングアップと同じです。
ウォーミングアップは怪我などを防止する意味もありますが、ダイエット目的で考えても体温を上げることの効果が大きいです。
運動を行うと体温は上昇します。
体温の上昇は細胞の代謝を活発にして血液から細胞へ酸素の交換を促し増大します。その結果、酸素の消費を多く必要とする運動にもスムーズに適応できるようになり、運動効率も上がります。
ただし、運動前に体を温めた際にかいた分の汗は喉の渇きを感じる前にしっかりと小まめに補給しておくようにしましょう。
他にも寒い冬はサウナスーツを着て運動したり、コーヒーやお茶など熱いものを飲んだり、代謝を上げるサプリメントなどを摂ってから運動を始めると運動の効率を高めることができます。