運動効果を上げる乗車姿勢・フォームを身につけよう!
エアロバイクは無理無駄のない運動に効果的なフォームを身につけることで、運動効率を格段に上げることができます。
ダイエットの効率を少しでも上げたい方はこの全身運動を可能にする乗車姿勢(フォーム)を身につけましょう。
全身運動を可能にする理想のフォーム
1.サドルとハンドルの調整
サドルの高さ調節
サドルの高さは効率良く快適にエアロバイクに乗る上で欠かすことのできない重要な項目です。
サドルに座り、ペダルをサドルから最も遠くした状態(ペダルが一番下にある状態)で、かかとがペダルに触れる位置が理想です。
エアロバイクは自転車のようにバランスを崩すことがないのでなるべく理想の高さで運動をした方が効果的です。
サドルが低すぎると効率良くペダルを回せない上、ヒザの上側の筋肉(大腿四頭筋)が使われるばかりで疲れるわりに効果は低いので注意してください。逆にサドルが高すぎるとヒザを傷める可能性があるのでこちらも注意してください。
サドルの前後位置調節
サドルの前後位置は、ペダルを水平にして、ヒザのお皿の裏側から垂線を下し、それがペダルの中心を通るようにセッティングするのが基準です。
サドルの前後位置を調整できるエアロバイクはよりシビアな調整ができるためおすすめです。
ハンドルの調節
腕を前に伸ばし、上半身と腕の角度を約90度に保ったまま、上体を前傾させ、上体の角度が地面に対して45度くらいになったときに腕の先にハンドルがあるのが理想的です。
ただし、これはあくまでも運動効率を考えての理想のフォームなので、初心者の方はもう少しアップライト(上体の起きた姿勢)なポジションから始めた方が楽で続けやすいです。
上体を起こせば、長時間の運動でも首や肩の疲れが少なくなります。
エアロバイクの場合、まずはこの3点を調整することで自然とポジションが出てきます。
続いて、ポジションが出てきたはずなので以下の点をチェックしていきます。
2.ポジションが出た後に確認すること
上記のポジション出しを行った上で確認していきましょう。
目線
前傾姿勢を取ったことで視線が下がります。
あごを引き、やや上目遣いで前方を見ましょう。
首周辺の筋肉「僧帽筋」が使われるようになります。
背中
背中が丸まり猫背にならないように自然なアーチを描くように力まずにリラックスすることが大切です。
腕
突っ張らず、ヒジにゆとりを持たせます。
ヒジは伸ばしきるのではなく、僅かに曲がるくらいがベストです。
腕立て伏せの様に外側に両ヒジを開かないように注意しましょう。
ヒザ
サドルの高さがしっかりと出ていれば、ペダルがシートから最も遠い位置にあるとき、ヒザが少し曲がるはずです。これが無駄なく力が伝わり、ヒザへの負担を軽減できるベストな位置です。
理想の高さにするとサドルに座った状態では地面に足がつきません。
足
ペダルの軸に足裏の拇指球が当たるように置きましょう。
拇指球はペダルを回す力を最も効率良く伝えることができます。
ペダルバンドで締め付けられるタイプのものは調整しておくと力が逃げにくくなります。
お尻
シートにしっかりと座ります。
体が安定し、パワーが無駄なくエアロバイクに伝わります。
これが、エアロバイクに乗る時に効率の良いフォームです。
このフォームは体や関節に無理のかからないフォームであり、安全に運動できるフォームでもあります。
怪我や故障をせず、長い時間乗ることができるのはそれだけ運動効率を上げ、脂肪燃焼効果の高い痩せられるフォームだと言うことでもあります。
そして、全身運動が可能なフォームでもあります。全身の筋肉が使えるということはそれだけ脂肪燃焼効果やカロリー消費量を上げることができます。
ただし、エアロバイクはスポーツバイクほど詳細なセッティングができないため、本当の意味で体にフィットさせるのはなかなか難しいです。シビアなセッティングは難しい場合でもなるべくこの姿勢が取れるように調整していくと効果を上げることはできます。
また、乗り込んでいくことで次第に乗りやすいポジションもわかってくるものです。一発でジャストフィットするというものでもないので、トライ&エラーを繰り返しながらベストポジションを探していきましょう。
自己流で乗っている人は全身を使えていなかったり無駄が多いので少しでも効果を高めたいときはフォームにも注目してみましょう!