エアロバイクのお尻&股の痛み解消法
エアロバイクに長時間乗るようになると出てくるお尻と股の悩み。
運動時間を増やして早く痩せたいんだけど・・・
- お尻が痛くて続けられない
- サドルが硬くてお尻が痛くなる
- 股擦れができて乗れない・・・
こういったサドル、お尻や股の痛みに関する悩みをよく耳にします。
お尻や股が痛くなると・・・
お尻 or 股が痛い ⇒ サドルが硬いせいだ! ⇒ 柔らかくしよう!
という方が多いですが、コレ以外にも解決策はあります。
(もちろん柔らかくして痛みを取るのも間違いではありません)
しかし、サドルカバーを取り付けても根本の原因を潰さなければ痛みが続く場合があります。
ここではサドルカバーはもちろん、それ以外にもできるお尻&股の痛みを和らげる方法を紹介します。
取るべき対策順に紹介していきますので、1から順に実践していけばサドルカバーを買わずともお尻や股の痛みを解消できるかもしれません。
ぜひ試してみてください。
お尻&股の痛みを解消するの4つのステップ
お尻の痛み、股の痛みはサドルカバーやレーシングパンツ(レーパン)を履くことで軽減できますが、エアロバイクのセッティングや乗り方が悪いとそれが原因で痛みを生じさせている可能性があります。
まずはセッティングと乗り方を見直して、お尻や股の痛みに繋がっていないかをチェックしてみましょう。
- サドルの高さ(位置)は適切ですか?
- 乗車姿勢を正して負荷を分散
- お尻の位置を変える&お尻を上げる
- 痛みを和らげるアイテムを取り入れる
1.サドルの高さ(位置)は適切ですか?
サドルの高さはお尻や股の痛みの原因になります。
サドル位置が高過ぎたり低過ぎたりすると痛みや股擦れの原因になります。
これは後述している乗車姿勢にも繋がる部分ですが、特に低過ぎるサドル位置は体の全体重がお尻にかかります。
サドル高さを上げ、適切な位置に調整し、お尻の痛みを軽減させましょう。
⇒エアロバイクの適切なサドル高さ
2.乗車姿勢を正して負荷を分散
ハンドル・サドル・ペダルに体重を分散させられる適切なポジションを取ることでサドルにかかっていた体重を分散できます。
効率の良いポジション出しはお尻の痛みの軽減にも繋がるのでおすすめです。
⇒エアロバイクの効果を上げる適切なポジション
3.お尻の位置を変える&お尻を上げる
後述しているサドルカバーやレーシングパンツを履いても、お尻の位置を変えずに1時間も乗り続ければ誰でもお尻や股に痛みを感じます。
お尻の位置を変えずにずっと運動しているとサドルに触れている部分に体重が集中し圧迫されるため、血液が巡らなくなり、痺れなどの痛みが生じます。
そのため、お尻の位置を変えたり、途中でサドルからお尻を上げたりして血液を巡らせるようにしましょう。
例えば、10分乗ったら30秒お尻を上げるなど決め事として取り入れるのも効果的です。ただし、あまりに痛い場合は休憩を挟むのがおすすめです。
お尻の位置、サドルからお尻を上げる、この2つを取り入れるだけでもお尻の痛みはかなり軽減できます。
4.痛みを和らげるアイテムを取り入れる
上で紹介した3つを取り入れても痛む場合はサドルを柔らかくしてみましょう。
エアロバイクによるお尻や股の痛みを解消できる商品は主に以下の2つになります。
- サドルカバー
- レーシングパンツ(レーパン)
サドルカバー
サドルカバーはその名前の通りサドルにクッション性のあるカバーを取り付けて使うアイテムです。
クッションタイプ・エアータイプ・ジェルタイプなど様々なサドルカバーがあり、サドルに直接取り付けることで運動時のお尻や股の痛みを和らげることができます。
サドルカバーは、サドルに取り付けておけばどんな格好でも運動ができ、着替えなどの準備が必要なく、そのままエアロバイクに乗れるため、準備が楽というメリットがあります。
ただし、サドルのサイズに合うものを購入しなければ使えないので購入の際はお手持ちのエアロバイクで使えるかを調べてから購入するようにしましょう。
レーシングパンツ(レーパン)
レーシングパンツ(通称レーパン)は自転車乗りの定番アイテムです。パンツの股の部分にクッション性のあるパッドが付いており、運動時の股の痛みや股擦れを防ぎます。
レーシングパンツはサドルカバーと違い、運動前に着替える必要はありますが、サドルのサイズに関係なく使えるのがメリットになります。
おまけ:今すぐなんとかしたい場合・・・
サドルカバーやレーシングパンツの代用としてサドルとお尻の間にタオルなど、クッション性のある物を挟むことで痛みを和らげることもできます。
あまり安定はしないため、あくまでもサドルカバーかレーシングパンツの購入までの繋ぎとしての使用をおすすめしますが応急処置的には使えるので今すぐお尻や股の痛みをなんとかしたい!そんな方は試してみて下さい。
まとめ
お尻や股の痛みを軽減する方法を紹介してきましたが、取り組む順番としては・・・
- サドル高さの調節
- 姿勢の確認
- 乗り方の工夫
- サドルカバーやレーシングパンツ
という具合です。
サドルカバーやレーシングパンツを取り入れるのは簡単ですが、肝心の乗り方を変えなければいつまでたってもお尻の痛みは続きます。
まずはサドル高さの調整を行い、お尻の位置や立ち漕ぎを取り入れ、それでもお尻が痛い場合にサドルカバーやレーシングパンツの利用を考えてみると良いでしょう。