エアロバイクで全身運動をする方法
エアロバイクがダイエットに効果的な理由の一つとして全身運動ができる点が挙げられます。当然ですが多くの筋肉を動員させればそれだけ消費カロリーを増やすことができます。結果的に効率的にダイエットを進められます。
しかし、エアロバイクで使われる筋肉というのは乗り方次第で大きく変わってくるものです。
全身運動をするには全身の筋肉を使える乗り方をしなければいけません。
エアロバイクで全身運動をするための乗り方と筋肉の使われ方を確認し、効率的なダイエットに取り組みましょう!
全身を使える乗り方
エアロバイクで全身運動をするには上半身の筋肉を使える乗り方をする必要があります。
一般的なエアロバイクの場合、基本的に以下の2つの乗り方があります。
- アップライト(上体が起きた姿勢)
- 前傾姿勢(上体が倒れた姿勢)
普通に乗っている方はアップライトの姿勢をとっている方が多いと思いますが、アップライトは上半身をあまり使えていません。この乗車姿勢を前傾姿勢に変えることで上半身を使った運動が可能になります。
前傾姿勢とは?
ロードバイクやクロスバイクなどスポーツバイクと呼ばれるタイプの自転車に乗るときの上体が倒れた姿勢です。
前傾姿勢をとることで使える筋肉
少し小難しい話になりますが・・・
脚の筋肉には、前側のヒザから上の部分を大腿四頭筋と呼び、ヒザ関節を伸ばすのに使われる筋肉があります。
後側のお尻からひざにかけて走るハムストリングスという股関節を伸ばし、ひざ関節を曲げる筋肉、それにお尻の大臀筋という筋肉、腸腰筋と呼ばれるヒザを持ち上げる筋肉などを使いペダルを回します。
これらの力をうまく協調させて、ペダルを踏み込み、クランクを回転させていくことで大きな力を出しています。そして、これら下半身が発揮した力をロスなくペダルに伝えるには上半身の力が重要になってきます。
この時に上半身を前屈させ、前傾した姿勢をとることで、ハンドルを握っている腕の筋肉、背中の筋肉、体幹の筋群がうまく連携して上半身を安定させます。
高い負荷を踏む時はハンドルを引きつけるために、背中の広背筋、脊柱起立筋群、上腕二頭筋が使われます。
一定の負荷を維持し安定して乗っているときは、ハンドルを引くのではなく、押している(上体を支えている)ため、上腕三頭筋、大胸筋、三角筋を主に使います。
このように乗車姿勢やエアロバイクの負荷によって使われる筋肉が異なってきます。前傾姿勢や負荷を意識することで脚だけの運動に思われがちなエアロバイクでも全身運動が可能になります。
詳しい乗車姿勢・フォームに関しては運動効果を上げる乗車姿勢・フォームを身につけよう!で紹介しているので合わせてチェックしてください。
まとめ
上体を起こした姿勢と前傾姿勢とでは使う筋肉の量に違いが出るため効果や効率が変わってきます。
普通にアップライトの姿勢で乗っても効果は得られるため、体重を落とすことはできますが、乗り方次第でさらに効果を上げることもできるので全身運動ができる前傾姿勢をぜひ試してみてください。
エアロバイクなどの自転車運動時に使われている筋肉についてはエアロバイクで使われる筋肉で各筋肉の使われ方などを紹介しているのでそちらも一緒に読んでみてください。