エアロバイクで使われる筋肉
足だけの運動に思われがちなエアロバイクですが乗り方次第で全身の筋肉を使った運動が可能になります。
ここではエアロバイクの運動の中でどの筋肉がどのように使われるのか、全身運動の秘密に迫っていきます。
使われる筋肉と使われ方
僧帽筋(そうぼうきん)
適切なポジションを出し、前傾姿勢を取った際に頭を持ち上げ、前方を見ることでこの筋肉は使われます。前傾姿勢のポジションを取り、テレビを見ながら運動すると効果的に使うことができます。
最初は普段使っていない筋肉のため非常に疲れやすいと思います。しかし、それだけ筋肉を使っているということでもあります。
脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
前傾姿勢を取り、体を支える際に腹筋とともに使われる筋肉です。
上半身をキープするために不可欠で、基礎代謝アップの鍵ともなる筋肉です。
腸腰筋(ちょうようきん)
背骨や骨盤と脚の付け根を結ぶ内側の筋肉群です。
いわゆるインナーマッスルの一つで、ペダルを回す際の太ももを引き上げる動作に使われます。
大臀筋(だいでんきん)
股関節を伸ばす運動と脚の前後運動に使われる筋肉。
ヒップアップに欠かせないお尻の筋肉です。
ペダルを回す際に脚を後ろから前へ持ってくる時に使われます。
ハムストリングス
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)、半腱様筋(はんけんようきん)、半膜様筋(はんまくようきん)の総称です。
太ももの裏側を引き締めたい人に重要な筋肉です。
股関節を開くときやペダルを回す際の引き上げの動作に使われます。
上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)・上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)
前傾姿勢を取る際に体を支えたり、重い負荷を踏み込むシーンでハンドルの押し引きに使います。
広背筋(こうはいきん)
ハンドルを引きつけるときに使われる筋肉です。
特に重い負荷を踏み込むシーンで上腕二頭筋と一緒に使われます。
高い力を生み出し、安定した乗車姿勢のために必要な筋肉です。
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
大腿直筋(だいたいちょっきん)・外側広筋(がいそくこうきん)、内側広筋(ないそくこうきん)・中間広筋(ちゅうかんこうきん)総称です。
全身の中で最大・最強の筋肉群で、最もカロリー消費の高い筋肉と言われています。
ヒザの伸展に関わり、ペダルを回す動作に不可欠な筋肉です。
腓腹筋(ひふくきん)
足首を蹴り出す方向に機能し、90〜180度の局面で主に使います。
また、その後の引き上げ動作にも使われる筋肉です。
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)
足首の角度をキープするために使われ、運動中はほぼずっと使われ続けています。
ペダルを回すときに、主に使う筋肉は太もも(大腿四頭筋)です。
大腿四頭筋など太もも前部の筋肉をメインに使いますが、太ももの裏側のハムストリングスやお尻の筋肉である大臀筋(だいでんきん)なども使います。足、ヒザ下、太もも、お尻の筋肉が使われ、反対側の脚と協調し、大きなパワーを生み出します。
特にスポーツバイクなどに用いられる最適なフォームというのは膝関節、股関節を大きく動かし、より多くの筋肉を動員し、負担を分散させます。上半身の筋肉も使うため、バランスの良いプロポーション作りに効果的なんです。
このように多くの筋肉と大きな筋肉を大きく動かすのが自転車運動(エアロバイク運動)の特徴であり、痩せやすい秘密でもあります。
効果的な自転車運動を室内でできるエアロバイクを上手く活用してダイエットを成功させましょう!