エアロバイク(自転車)はペダルの回し方(回す速さ)で効果が変わる

エアロバイクはペダルの回し方で効果が変わる

エアロバイクを含む自転車運動は乗ってしまえば、どのようにペダルを漕いでも(回しても)運動効果は同じだろうと思っている人も多いと思います。しかし、自転車というのはペダルの回し方によって運動効果が変わってくるものです。というよりも負荷のかかる部位が変わります。

陸上競技の短距離走と長距離走でも必要とされる力や筋肉が違うように自転車も乗り方で効果が変わってきます。

軽い負荷を早く回すと心肺を。重い負荷をゆっくり回すと筋肉が強化される。

例えるならば、大股で一歩を稼ぐ用に歩くのか、小股で数を稼ぎ歩くのかの違いです。
一方は力が必要になるため、筋力を多く必要とします。もう一方は足の回転を上げるために心肺機能を必要とします。

エアロバイクで脚に筋肉を付けようと思うと負荷が足りない場合も多いですが、主に重い負荷を低回転で(遅く)回すことで筋肉に刺激を、逆に軽い負荷を高回転で(速く)回すことで心肺を鍛えることができます。

このように自転車はペダルの回し方一つでも運動効果は変わってくるので、こういった点を意識しながらダイエットを行うと効率的にできると思います。

どこを意識して鍛えるのかでも変わってくるので基礎代謝を高めたいと考えるなら筋肉もある程度必要なので今日はちょっと重めの負荷を、とか、心肺機能を強くしたいと考えるなら軽めの負荷を早い回転で漕ぐといいです。心肺機能を鍛えれば長時間運動しても疲れにくくなるので結果的に運動時間を伸ば競るので痩せるのも早くなるでしょう。

ただし、一般的に心肺よりも筋肉の方が疲れやすいため、長時間運動する場合は心肺機能をベースにしてダイエットを行った方が時間を継続させやすいです。

例えば、何かをしながらエアロバイクに乗る時などは軽い負荷で乗るといいですね。集中して行うときは重い負荷で乗ると言うように負荷と回転数を調整していくといいでしょう。

速い・遅いってどれくらい?

重い・軽いは人によって違う部分なので基準を定めることは難しいですが、回転数の速い・遅いはある程度の基準があります。

ジムなどに通いエアロバイクに乗ったことがある方ならインストラクターの方に「50回転程で回して下さい」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか?

なぜジムで50回転を基準としているのかはわかりませんが(エアロバイクの耐久性を考えてかもしれません)1分間に50回転という回転数は遅い部類に入ります。

自転車のトレーニングにFSRというものがありますが、筋力トレーニングとして重い負荷で回す場合、40回転以下が普通です。なので50回転という数値は遅めの回転数ということですね。

では、遅い速いの基準は?

だいたい目安として以下を参考にするといいでしょう。
遅い:40回転以下
速い:90回転以上

ただし、ペダリング(ペダルを回すこと)に慣れていない人に90回転というのは非常に高く感じるはずです。一番漕ぎやすい回転数が70前後になるので高い回転数で運動をする場合はまずは70回転をターゲットにして、少しずつペダリングに慣れて、回転数を上げて行くといいでしょう。遅いペダリングは誰でもできるので重い負荷を遅く回す場合は40回転以下を基準としていくといいでしょう。

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